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まだまだ続く猛暑の日々をどうにかして元気に乗り切りたいもの。そもそも夏バテはどうしてなるのか、どうすれば夏バテを防ぐことができるのか。福リハのベテラン管理栄養士として、そして子どもを育てる母として、いつも元気はつらつ栄養管理につとめる斎藤ミキ先生に伺った。

※体に適した食事はその方の体質や持病によって異なります。
 特に通院している方は、医師や管理栄養士の指導のもと栄養管理に努めましょう。

汗をかける体づくりを

 なぜ夏バテになるのか。それは、体が暑さに順応していないからです。人は暑いとき汗を流し体から熱を逃します。しかし、クーラーのきいた部屋にばかりいる現代人は、汗をかきづらくなっている。それで暑さに負けてバテてしまうのです。汗をかける体にするには、運動を始めるとよいでしょう。ジョギングや速歩などで汗をかくことを毎日続ければ、1週間ほどで汗をかきやすい体になると言われています。お風呂の湯船に浸り汗をかくのもいいですよ。お風呂上がりにはほてりが冷めるまで待って汗を拭いてから、クーラーのきいた部屋に行きましょう。(運動や入浴は無理せず十分な水分補給を)

夏バテ予防に良い食事とは

 夏バテ予防に「焼き肉を食べて、スタミナをつけよう」という人がいますが、暑さで活動量が減っている時に脂肪分の多い肉をもりもり食べれば消化器に負担がかかり、体重が増えやすくなってしまいます。食事は自分の活動量に合わせてバランスよくとることが大切で、それが夏バテ予防にもなるのです。一日三食すべてに「主食(ごはん・麺・パン)、たんぱく質(肉・魚・卵・大豆製品)、野菜・果物」をバランスよく摂ること。そして一日一度は乳製品も摂りましょう。特にシルバー世代は、筋肉の材料となるたんぱく質を摂るように心がけてください。納豆や卵、豆腐、サラダ用チキンなど手軽に食べられるものを冷蔵庫に常備しておくと良いですよ。
 それからスタミナ食の代表と言われているニンニクですが、なぜ夏バテ予防に良いかというと糖質をエネルギーに変えてくれるのに役立つビタミンB1が豊富だからです。玄米や豚肉にもビタミンB1は多く含まれています。肉体労働などエネルギーをたくさん消費するような時は、疲れを後日に残さないためにもビタミンB群を不足させないよう野菜や果物をしっかり摂りましょう。また、カリウムやマグネシウムが不足しても体がうまく動きにくくなり疲れを感じるので、果物や野菜、肉、魚、海藻類で摂ると良いですよ。

さっぱり麺に栄養をプラスして

 夏に人気の麺類も、トッピング次第で栄養バランスが良くなります。たとえば、そうめんを豚ミンチとニンニク、ニラと味噌で作る「豚みそ」で食べれば、ビタミンB1が豊富な夏バテ対策メニューに。冷やし中華なら、鶏のささみやトマト、きゅうりなどを添えて。たれにお酢が入っていますからクエン酸も摂れますよ。
 工夫を凝らして、夏を元気に乗り切りましょう。


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掲載日:2019年08月

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監修:福岡リハビリテーション病院