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福岡リハビリテーション病院 整形外科医 花田 弘文先生

【専門】膝関節外科・スポーツ医学
・日本整形外科学会 《専門医》 《スポーツ医》
・日本医師会 《健康スポーツ医》
・医学博士

ズキッとするひざの痛みには
専門性の高いスタッフによる段階に応じた治療ができます

今回は、中高生の身体を悩ませるひざの痛みについて、その症状と具体的な治療法をお話したいと思います。
「正座がつらい」「長時間歩くのがきつい」などつらい症状が伴うひざの痛みは、50代後半以降の男女、特に割合としては比較的女性に多く、患者数は全国で1200万人、そのうちに要治療者は700万人といわれています。原因は、体重の増加や太ももの筋力の低下、老化による半月板や軟骨の損傷など、様々なことが考えられます。歩いているときやイスから立ち上がったときに痛みや違和感を感じたら、それは身体からのサインかもしれません。年齢や気のせいだと思わずに、早めの診察をおすすめします。いくつになっても自分の足で自由に歩ける身体を維持しましょう。

◎手術をしない治療って、どんなものがあるの? 

患者さんの状態に合わせた治療を選択している私たちは、できるだけ手術をせずに改善する方法を提案したいので、ひざが痛み始めた初期の段階なら「保存療法」を提案します。ひとつはリハビリによる治療で、ひざ関節治療の知識を豊富に持った理学療法士たちが筋肉を増強するトレーニングやストレッチ、歩行状態を見て身体に負担のかからない歩き方を伝えたり、必要であれば電気治療や寒冷治療、温熱治療などを行っていきます。

また、ヒアルロン酸による治療も行なっています。注射を使い、関節内に直接ヒアルロン酸を入れることで、関節の動きをスムーズにしたり、軟骨の摩擦や関節の炎症、痛みを抑える効果も期待できます。保湿効果が高く、化粧水などスキンケアで注目を集めるヒアルロン酸ですが、もともとはわたしたちの身体に存在する成分。ただ残念なことに、関節内のヒアルロン酸は年齢を重ねるとともに減少していくんです。ひざの痛み始めであれば、これらの方法で改善するケースが多いので、気軽にご相談ください。

◎手術や治療は症状に応じ、様々な治療法を提案

一人ひとりに向き合い、常に最善の提案をしていますが、ひざの状態とみなさんのライフスタイルを考え、手術を薦める場合もあるんです。最後に、手術法を3つご紹介します。

ひとつめは、傷口が小さく手術時間も30分程度と短い「関節鏡視下手術」。
ひざを切り開かずに超小型のカメラを挿入して行う手術法で、精神的・体力的にも負担が少なく、多くの人たちがこの手術で改善をしています。1〜2ページでご紹介した加地さんも、12年前にこの手術を受けました。

ふたつめは、変形性ひざ関節症が原因でO脚になった脚を矯正する「高位脛骨骨切り術」。
変形性ひざ関節症とは、高齢者が抱えるひざの痛みの中で一番発症率が高く、加齢によってO脚に変形したり、ひざ関節の骨折や半月板損傷、靭帯損傷をきっかけに起こります。変形した脚を矯正する難易度の高い手術で、福岡県でこの手術を行なっている病院はまだ少ないのですが、現段階で症状の進行を遅くすることができる唯一の手段として「福岡リハビリテーション病院」では取り入れています。

そして、70歳以上の末期症状の人を対象に行っている「人工関節置換術」があります。
ひざの悪くなった部分を取り除き、人工関節に置き換える手術です。世界トップクラスの人工関節を用意し、症状具合に合わせて使用しています。
「福岡リハビリテーション病院」は専門性の高いスタッフが充実しているので、ぜひ病院を活用してください。

取材協力

福岡リハビリテーション病院

☎092-812-1880
福岡市西区野方7丁目770
http://frh.or.jp

掲載日:2016年01月

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監修:福岡リハビリテーション病院