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【運動サポーターとは】
運動サポーター養成講座を受けた方で、その地域の仲間達と一緒に楽しく運動を続けていけるようサロンを支える人のこと。

地域・行政・病院が連携「運動サポーター更新講座」開催
ロコモ予防の継続をめざして、
みんなで学び考え、語り合う

50人以上が集い、運動して笑顔に

 『ロコモ予防サロン愛宕浜』はいつも50人以上で運動を楽しんでいる大盛況のサロンだ。運動サポーターは真っ赤なTシャツのユニフォームを着て、元気よく参加者に声をかけている。
 健康環境委員会など地域の人々がサロンを支え、その絆は強い。モットーは「継続は力なり」。実際に何年も続けて参加している人が多いという。参加するたび名札にシールが貼られ、24回参加した人には“皆勤賞”がおくられる。ほかにも、電子ピアノの生演奏で運動を盛り上げるなど、サロンのいたるところに工夫が凝らされている。
 運動サポーターも参加者も健康づくりの良さを実感し「ここに来れば仲間に会える」と、地域交流の場としても根づいているそうだ。

サロンの活性化と継続をめざして

 愛宕浜校区に、運動サポーターが誕生して3年。今回『運動サポーター更新講座』の開催となった。この講座の目的は、運動サポーターの意識をさらに高めてサロンを活気づけ、地域のロコモ予防を継続させること。講師は、西区保健福祉センターの保健師、福岡リハビリテーション病院の作業療法士、健康運動指導士が務める。
 更新講座は全2回。前回は、愛宕浜校区の概要やサロンの参加状況など、近年のデータを見てこれからの介護予防を考え、改めてサポーターの役割を見つめ話し合う講座だった。

 

新たな認定証を励みに、楽しいサロンづくりを

 「皆さんはとても上手にサロンを盛り上げていますね」と講師が語りかけると、運動サポーターはいっせいに笑顔になった。
 サロンを継続していくには、参加者にいつまでも楽しんでもらえるよう考えなければならない。そのため、講座では運動バリエーションを増やすことが目標の一つだった。
 「ロコモ予防の基本的な運動に、スクワットとかかとの上げ下げがありますね。この二つを組み合わせる運動があります」と講師がして見せると、運動サポーターは真剣な表情で見入っている。
 いくつかの運動バリエーションや進行のアドバイスなどが講義された後、質疑応答の時間に。「何か楽しいレクリエーションはありませんか」「この運動にはどんな効果がありますか」など、質問する声が続いた。講師の話を聴くだけでなく運動サポーター同士の意見も交わされるなど、終始熱意あふれる講座となった。
 講座終了後は、講師から一人ひとりに新たな運動サポーター認定証が手渡しされる。運動サポーターは「励みになります」「レベルアップできる講座でした」と、充実した表情で喜び合っていた。

 
 愛宕浜校区は一人ひとりの熱意が大きな力になり、人々の心と体を動かしている。これからもサロンは大勢の人で賑わい、健康づくりの場として活気づくことだろう。
 

福岡市西区保健福祉センター
保健師 帳 桂子 さん
 
 
「ここに来れば元気になれる、
そんなサロンにしたいという運動サポーターの
思いがかたちになっていると思います」

 

健康環境委員会
会長 水田 むつ子 さん
 
「運動を続けている人は、
背筋や足の動きがちがいます。
サロンはおしゃべりを楽しんだり
仲間づくりの場にもなっています」

 

福岡リハビリテーション病院
作業療法士 辰巳 茂樹 さん
 
 
「このサロンのおもてなしの精神がいいですね。
気持ちよく来てもらって運動を楽しんで
欲しいという思いがこもっています」

 

取材協力

愛宕浜公民館
ロコモ予防サロン愛宕浜

☎092-885-4551
西区愛宕浜4丁目41-10
毎月第1・3木曜日
13:30~15:00


※掲載の記事は、掲載日時点での情報となります。掲載されている、施設名、お名前、役職等、また、医療情報等は当時の情報となります。

掲載日:2019年11月

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監修:福岡リハビリテーション病院