福岡リハビリテーション病院 | ろこも予防情報サイト 提供 シティ情報ふくおか 福岡リハビリテーション病院
16

井上冨美子さん

早良区小田部にある「歌謡ステージ京子」で働いている井上さん。ひざの痛みに苦しんだ時期があったものの、手術を経て今はすっかり元気に。「立ち仕事だって、もうへっちゃらです!」

趣味の歌や仕事で忙しいわたし。
好きなことが自由にできるのはひざが元気になったから!

勇気を出してひざの手術を受けたら、世界が広がった!

大好きな歌のサークルと仕事で、月曜日から日曜日まで毎日アクティブに活動している井上冨美子さん。年齢を尋ねると「それは、内緒」とチャーミングに答えてくれる笑顔が輝いている。
今年4月には友だちと韓国へ旅行に行ったそうで
「足が元気になったから、どこへでも行けるの!」とうれしそうに話す。
常に家の外で動いていたい性格だそうで、そのフットワークの軽さは、長年、生活を共にしているご主人も未だに驚くほどだとか。
井上さんみたいに活発に動けるのは、健康体だからこそ。
ひざに悩みを抱える高齢者は多く、ひざが痛いゆえに動くのが億劫になって外出を避ける人も増えている。家に閉じこもることはなかったが、井上さんも過去には両ひざを痛め、誰かに寄りかかりながら歩いた時期もあったという。
偶然訪れた福岡リハビリテーション病院で、ひざの診察をしてもらったときも「手術は怖いし」と申し出を断固拒否。
「手術をしないで、プールの中で歩いたら?」と原院長に薦められて週2回通っていたが、次第にひざの痛さをごまかせなくなった。ひざの骨と骨がすり合う痛さ。時折、頭がキーンと痛くなることもあった。
「あなたの周りの人たちが元気なうちに、手術をしてみたら?じゃないと、一緒に出かけることさえもできなくなってしまうよ」そんな原院長の言葉が胸に染み、左足の手術を決意。
そして、3年前に右足の手術も行った。
「でも、不思議なものでね」と井上さんは当時を振り返る。
「手術をすることが決まったら、ひざの痛みがスーッて引いちゃうの。だから、やっぱり手術は止めようかなって思ったり(笑)。手術が終わってもう随分経つのに、時々、一人で自由に歩いている自分の姿に我に返ってハッと驚くことも。手術を受けて良かった。心からそう思います」。

16_02

仲間がいるから、わたしがいる。
みんな、ありがとう!

心の声を聞いて、好きなことを続けると毎日が楽しい

「人の歌声を聞くのも、自分が歌うことも大好き!歌の中で生活できるなんて幸せ」と話す井上さんは、毎週、金曜日と日曜日に「歌謡ステージ京子」で接客の仕事をしている。
お店のオーナーは髙木京子さん。
60歳以上の演歌ユニット「博多屋・本店」で、センターボーカルを務めている。
井上さんが髙木さんと出会ったのは、15年前。
仕事で出かけたパーティーで髙木さんの生徒さんの歌声を偶然聞き、その歌唱力に驚いて、「日本歌謡大学」の先生である髙木さんを紹介してもらったのだとか。
昔から歌が大好きで、月に3回「かりん会」という歌のサークルに通っているが、姉と一緒に先生のもとへ、月に3回の個人レッスンを受けるようになった。
当初、月に6回、歌を歌える喜びに浸っていた井上さんは、去年の秋に「日本歌謡大学」の師範を取得。でも、師範の免許のことを教えてくれたのは井上さんの友だちで、本人に尋ねると首を横に振って恥ずかしそうにうつむく。
人情味に溢れていて、行動力と決断力はピカイチなのにとても謙虚。
そんな井上さんの人柄を慕って、お店に訪れる仲間は多い。
井上さんと髙木さん、そしてこの日の取材のために集まってくれた井上さんの仲間たちが、最後に「博多屋・本店」の「雨のれん」を歌ってくれた。
「歌が好きという活力がエネルギーになるし、好きなことをしていると背中もシャンとまっすぐになるよね」と髙木さんが話すと、うれしそうに頷く井上さん。
そんな井上さんが、特別な想いを寄せるイベントがある。
年に一度、西区市民センターで開催する「髙木京子歌謡教室チャリティー発表会」だ。去年は800席が満席になったそうで
「歌詞を覚えるのは大変だけど、先生からドレスを借りて舞台で歌うときの緊張感は、忘れられない幸せなひとときです」。

取材協力

16_03
髙木京子歌謡教室

092-851-3897
早良区小田部3-1-19

掲載日:2015年10月

PAGE TOP

監修:福岡リハビリテーション病院