福岡リハビリテーション病院 | ろこも予防情報サイト 提供 シティ情報ふくおか 福岡リハビリテーション病院

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(左)大坪 富美子さん

昭和4年生まれ(85歳)。福岡市で日本舞踊教室を主宰して50余年。役者や唄い手などに向けた舞台振り付けの指導にも従事する。平成20年に右膝の人工関節置換術を施行。

(右)吉川 早奈江さん

昭和14年生まれ(75歳)。大坪さんの右腕として活躍する40年来の教え子。平成16年に関節鏡視下による半月板切除、21年に右膝、24年に左膝の高位脛骨骨切り術を施行。

歩く楽しさ、踊る喜び
けがを乗り越え辿り着いた私達らしい生き方。

心と暮らしに寄り添った治療へとエスコート

大坪さん 踊りを始めて数十年。
それまでこれといって身体に不調はありませんでしたが、60歳の時、膝の痛みに襲われ舞台上で倒れたことがあったんです。その時、愛弟子である吉川さんが紹介してくれたのが「福岡リハビリテーション病院(以下・福リハ)」でした。

吉川さん 私はお師匠さん(大坪さん)より前に膝を痛め、自宅近くの病院に通った時期があったのですが、一進一退が続き不安は募るばかりで。
紹介で「福リハ」を訪れました。人生初の手術に恐怖感をおぼえたのですが、切開部が小さい内視鏡による手術と伺い思い切って実行。術後はほとんど痛みを感じなくなり、サポーターを装着すれば、気負いなく舞台に立つこともできるようになったんです。
そういった経緯があったので、お師匠さんにも安心して勧めることできました。

大坪さん 先生からは「高齢ですし、心身に負担が掛かる手術は控えて、ゆっくりする生活に切り替えてみては?」とお言葉をいただいたのですが、弟子も大勢居りますし…負けとられん!ということで(笑)。
自ら手術を希望したんです。仕事に穴を空けたくなかったので、短期間で退院。自宅で身体のことを優先し考案した運動や食事を実践しました。好きなこと、動くことをやめるなんて、想像もできなかったんです。

かかりつけ院は心を解きほぐす人生のパートナー

吉川さん 今は2人とも月に1回の診察とリハビリを続けている程度で、特別なことはしていません。私は毎日家事をしていますし、週に数回は教室で踊っています。自転車にも乗り続けていますよ!
先生からは《60歳代の骨密度》とお墨付きをいただきました。
お友達からも「背筋がまっすぐ。姿勢がいいねぇ」と褒められます。踊りを続けているおかげですね。

大坪さん 「福リハ」のみなさんは、お忙しそうな時も怪訝な表情ひとつ浮かべず気持ちよく接してくださるので、通院が楽しみで仕方ないんです。
近所(早良区)にも病院はありますが、わざわざ西区まで通いたいと思わせる親しみがそこに。

吉川さん 不調や不安を感じた時に迷わず相談できる。そんな心が通じた存在は有り難いもの。スタッフさんが掛けてくれるホッとするひと声が、私たちにはものすごく嬉しいんです。

大坪さん 吉川さんがあの時「福リハ」を勧めてくれていなかったら、周囲の支えがなかったら。今の自分はきっと居ない。周りの人に恩返しするためにも《生涯現役》でありたい。思い切って手術をしたことで、歩ける楽しさ、踊れる幸せを再確認できたから、今そう思えています。


※掲載の記事は、掲載日時点での情報となります。掲載されている、施設名、お名前、役職等、また、医療情報等は当時の情報となります。

掲載日:2015年01月

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監修:福岡リハビリテーション病院