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福岡リハビリテーション病院 血管外科 武内 謙輔先生
【専門】消化器・血管外科、創傷治療
・日本外科学会 《認定/専門医》
・日本脈管学会 《認定/脈管専門医》
・PDN(PEGドクターズネットワーク)理事
・TNT(Total Nutritional Therapy)講師
・医学博士
・下肢静脈瘤に対する血管内レーザー焼灼術の実施基準による実施医・指導医
ふくらはぎに浮き出た血管のデコボコ、
それは下肢静脈瘤 (かしじょうみゃくりゅう) という
病気かもしれません
ふくらはぎの血管が上の写真のようにデコボコと浮き出たり、足の一部が黒ずんでいる女性を見かけたことはありませんか?
もしかしたらその症状は、「下肢静脈瘤」かもしれません。
◎「下肢静脈瘤」とは?
この病気はふくらはぎ辺りに静脈のコブが出来ることで血管がボコボコと浮き出てみえます。
静脈には、心臓に血液を戻すときに逆流しないよう弁が付いていますが、この弁が機能しなくなることで心臓から遠い脚の下の方に血液が溜まり、コブになります。
これによって、脚のだるさ、むくみ、ほてり、脚がつる(こむら返り)、皮膚のくすみなどが出てきます。血栓ができ、まれに肺塞栓を引き起こす場合もあります。
症状は立ち仕事の多い方、特に40歳以降の女性に多く見られ、美容的側面から見た目のコンプレックスを抱える方が多くいらっしゃいます。
◎メスを使わずカテーテルで血管内から治療
治療は、静脈逆流のある血管にカテーテルを通し「ラジオ波(高周波)」を3〜5分照射して治療します。局所麻酔で治療するので治療後すぐに歩く事が出来ます。
福岡リハビリテーション病院では術後管理のために1〜2泊の入院が必要ですが、医療保険が適用できますので安心して治療を受けて頂けます。
興味のある方、ご家族やご友人が同じような症状で悩んである場合は、是非専門医師の診察をお薦め下さい。診察はエコー検査で血管の状態を確認し、お時間の都合の良いときに治療を行っていきます。
年だからと諦めずに、1度ご相談下さい。
取材協力
☎092-812-1880
福岡市西区野方7丁目770
http://frh.or.jp
※掲載の記事は、掲載日時点での情報となります。掲載されている、施設名、お名前、役職等、また、医療情報等は当時の情報となります。
掲載日:2015年10月