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【福岡リハビリテーション病院主催健康教室】 継続的な運動が出来るよう、毎月1回(計4回)に渡り、毎回違うテーマで開催。座学と運動があり、 健康に対する知識を増やしながら、自宅でできる運動を学習。
地域と病院の思いがひとつに。
予防医療の本格的な取組が始動!!
西区西都の『さいとぴあ』にて全4回に渡り開催される健康教室。
全4回のシリーズ講座に先駆けて行なわれた公開講座「転ばぬ先の杖」。
100名の定員はあっという間に埋まり、会場も活気に溢れていました。
――健康講座開催の経緯は?
『さいとぴあ』館長松竹さん(以下松竹。敬称略):昨年開催した「いとにぎわい祭り」で福岡リハビリテーション病院さんに健康チェックのコーナーを開いてもらいました。そしたらすごく人が集まって…その時、健康意識の強さを感じたんです。また福リハさんは病院や院外でも健康教室などを積極的に行なっていて、地域貢献しているすごい病院があるなと感動したことがあるんです。そんな時『さいとぴあ』でも地域の方々が一同に集まって運動できる機会をと思った時に、真っ先に福リハさんのことを思いつき、相談させていただきました。
理学療法士 平川さん(以下平川。敬称略):それはありがとうございます。福リハは病院なので治療する所というイメージだと思いますが、実は予防も大事に考えています。病気にならないようにする1次予防と、病気や手術になっても以前より良くなるまたはそれ以上悪くならない3次予防にも力を入れているんです。健康教室は、病院のノウハウを地域に還元できるので地域のためにもやりたかったことなんです。「いとにぎわい祭り」の地域の方の反応もとても嬉しいものでした。
――運動したくても個人ではなかなか出来ないですよね。
平川:病院のリハビリも期間が決まっていますしね。自宅で続きをと言われても一人で続けるのはむずかしいと思います。運動は継続が大切ですから。
松竹:『さいとぴあ』にはトレーニング室があり、65歳以上は無料で利用できます。資格のあるトレーナーが指導をしているのでリハビリ修了者も通われたりしていますよ。でも黙々と運動するのは楽しくないですよね。だからこそ楽しく学べる健康教室に注目しているんでしょうね。卓球や太極拳とはまた別の、理論も学べる教室ですからね。
平川:平均寿命ではなく健康寿命を延ばしてほしいという想いが大前提にあります。運動不足は死因の第3位に入るくらいですから、1日20分程度でいいので運動してほしいです。今回は要介護リスクの高い「ロコモティブシンドローム」にならない為のロコトレを覚えてもらいました。みなさん本当に一生懸命で、座学も真剣に受けていただけて、健康教室を開いたかいがありました。
松竹:やる気があっても環境がないという方の支援をこれからも積極的にやっていきたいですね。そうして地域貢献ができれば。
平川:その為にこれからも協力していきましょう。
PROFILE
さいとぴあ西部地域交流センター 松竹 恵里子さん
女性ならではの発想で『さいとぴあ』を地域の方によりよく使ってもらうため、
様々な取組みを日々考えている
福岡リハビリテーション病院 理学療法士 平川 善之先生
理学療法士として患者さんのリハビリのサポートに力を発揮。
特に膝に関しては高い専門知識を誇る
取材協力
西部地域交流センター
☎ 092-807-8900
西区西都2丁目1−1
http://www.saitopia.info/
地域住民の皆様の交流の場の提供や、地域福祉の向上などに寄与することを目的としたコミュニティ施設。
※掲載の記事は、掲載日時点での情報となります。掲載されている、施設名、お名前、役職等、また、医療情報等は当時の情報となります。
掲載日:2016年10月