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池田 保治さん

昭和17年生まれ(73歳)。15歳から理容師として従事。家族で切り盛りする『ヘアーサロンいけだ』がお休みの日にはもっぱら、奥さまと一緒に趣味の写真を撮りに出掛ける。

好きなことのためなら仕事を頑張れる、
それがあるから好きなことが続けられる。

写真のことを考えている時間が、元気の源!

『福岡リハビリテーション病院』(以下:福リハ)内に飾られている、風景のお写真。
患者さんの心を和ませるこれらの作品を撮影しているのは「撮るとは好きっちゃけど、撮られるのは嫌いちゃんね」そう言ってニカッ〜と笑う、池田保治さん。早良区・次郎丸の『ヘアーサロンいけだ』を切り盛りする傍ら、我流で写真を撮り始めたのは、今年47歳になる息子さんが奥さまのお腹の中にいた頃のお話だそうです。

「朝陽が射す景色が好いとってからね。朝3時に起きて、写真撮り行くとよ。滝やら渓谷やら、猪がでてくるような自然の中に行くけん、食事する店も無いと。だけんいつも、かみさんが弁当やお茶を用意して、一緒に来てくれるっちゃん」。

『福リハ』の院内に作品を飾るきっかけとなったのは、旧友である理事長・原道也さんのひと声から。

「共通の友人を通じて知り合ったとは、みっちゃんが大学に通とった頃。うちの店に散髪に来てくれて。それからの仲やけんもう長いことなるねぇ」。

今でも池田さんのもとへ髪を切りに訪れる原先生は、一家の〝心のかかりつけドクター〟。

「気になる症状がある時も、たまたま店に来てくれたみっちゃんに訊ねるとさ、『このくらいなら気にしなくても大丈夫』『こうなったらうちに診せにきて』『その症状なら専門の病院に紹介状を書くよ』って的確なアドバイスをしてくれるっちゃんね」。

遊びがあるから仕事を頑張れるし、仕事があるから遊びに行ける、そう池田さんは語ります。

「俺はね、眠くなる薬ですよって言われて飲んだらす〜ぐ眠くなるっちゃん。だけん、元気と思ったら元気ったい」。

年齢に応じて、身体のお悩みは増えていくものの、定期的な健康診断を欠かさない池田さんはとっても健康的!70歳を越えても立ち仕事が苦にならないのは、毎日人と触れ合い、休日には奥さまと写真を撮りに出掛ける。
心地良い刺激のある日々の賜物なのかもしれません。


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掲載日:2015年05月

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監修:福岡リハビリテーション病院